モンゴル民話

2005・2007~2009年 文化庁「本物の舞台芸術体験事業」選定。
2010年 文化庁「子どものための優れた舞台芸術体験事業」選定。
全国各地で巡演作品。

兵庫県内をはじめ、全国で好評上演。500ステージ突破!!

  - Cast -    
  スーホ 小田原ゆみ  
  アルジミン 馬場晶子  
  領主 牛丸裕司(劇団五期会)  
  領主の娘 島田知子  
  役人 宮内政徳  
  松の木 浅川恭徳  
 

村人

 

 

田村彩花

向地よし枝

 

 

ーSt о ryー 

 中国の北の方、モンゴルの広い草原に、スーホという少年がアルジミンというおばあさんと仲良くくらしていました。
ある日のことです。スーホは草原でけがをしている白い子馬を見つけました。つれて帰り、けがを治してやりました。
白い子馬に“スピカ”という名前をつけてやりました。
それからは兄弟のように仲良しでした。


ある年のことです。
たいまつ祭りの呼び物『くらべ馬のかけっこ』にスーホとスピカは出ることになりました。
領主ハイロウの、オオカミよりもひきょうな悪巧みがあるとも知らずに……。

  対象年齢
小学生/ 中学生 / 一般

上演時間

70分

準備時間

3時間

撤収時間

2時間

会場条件

特になし(体育館でも可)

備考

体育館の場合、準備撤収に時間がかかります。


壺井栄 処女作より

ー しあわせの記憶 ー

瀬戸内国際芸術祭2016 パフォーミングアーツ/イベントプログラム

 

  - Staff -    
  原作 壺井 栄  
  脚本・演出 おおやかづき  
  - Cast -    
  杉山雅子    
  馬場晶子    
  向地よし枝    
  中川順平 (劇団ぷらっと)  
  宮内政徳    
  田村彩花    
  浅川恭徳    
  島田知子    
  小田原ゆみ    

ーSt о ryー 

「鬼んなって辛かってぇ、大根の葉ぁが辛かってぇ」

……裏の荒神様の森から子どもたちが囃し立てる声が聞こえる。案の定、泣きべそをかいた健がとぼとぼ帰ってきた。

 

    どこへ行くのも妹克子をおぶって健の手を引いてくれた母が、今回の神戸行には妹克子しか連れず、健ひとり祖母の家に預けられた。

豚の餌を入れた桶を担ぎ、祖母は島の段々畑を登っていく。「母ちゃんは克ちゃんに目薬さしたら戻ってくるんで。ええもん買うて、いんま、戻ってくるんで」と祖母にまとわりつき得意気な健。だが、幼い克子の目は手術しても治る確率は低い。それでも、母は周囲の反対を押し切り、神戸の病院に出かけたのだ。

 

  克子を近所に預け、大急ぎで健を迎えに来た母。祖母たちに礼を言い、母子は克子が待つ家路を急ぐ。僅かだが手術で克子の目が見え始めたことを母は嬉しく語り、石ころ道に揺れる母の背で、健は母のぬくもりに深く寝入る。

 

 潮風とともに島影から蒸気船の汽笛が響き渡り、母子の影が夕陽に染まっていく。

  対象年齢
高校生/ 一般

上演時間

90分

準備時間

3時間

撤収時間

2時間

会場条件

特になし(体育館でも可)

備考



2008年 中国・上海『上海国際戯劇季』にて、海外招請作品として上演。

阪神・淡路大震災で被災した劇団道化座が「父と暮せば」を上演する。注目せざるを得ません。
なぜなら、「父と暮せば」で語られる多くの台詞が、そのまま私たちの震災体験と重なるからです。
もちろん、この作品は、神戸の震災を知らずに'94年に書かれています。
作者・井上ひさし氏のイマジネーションの不思議さです。
いま、この作品にもっとも思いを込められるのは道化座ではないでしょうか?
ひょっとしたら、道化座のために書き下ろされたのではないか、とさえ思うのです。
そして、その意味を最も理解できる観客は神戸の人たちでしょう。
道化座は重要なレパートリーを手に入れました。

演劇評論家 伊藤 茂

  - Cast -    
  福吉竹造 牛丸裕司  
  福吉美津江 小田原ゆみ  
       
       
       

ーSt о ryー 

 いつものように変わらぬ広島の暑い夏の朝。突如、人々を襲った閃光。

次の瞬間、一万二千度の熱風が吹き抜けた。二度と起こしてはならない原爆の悲劇。身体に、心に、深い傷を負った人々はどのように立ち上がったのか。
独特の喜劇で、父娘の深い絆を、悲しみを乗り越えていく人間の姿を、
そして生きる喜びを謳いあげた井上ひさし氏の名作中の名作!!

 昭和23年。原爆で父・竹造を失った美津江は、広島の比治山近くに独り暮らしている。だが、父に会いたい美津江の思いからか、時々亡くなった竹造が姿を現す。
美津江は、原爆で逝った女学校の友人たちを思うと、一人だけ幸せになる勇気を持てない。想いを寄せる男性がいるが、被爆した我が身に潜む病が恐ろしく、
人を愛することなど許されないと、ひっそり生きようとする。
何よりも、燃え上がる火の中に父を見捨て、一人逃げた自責の念は、どうしても振り払うことができない。

 父はそんな娘を、
『原爆で一人生き残って、うしろめとうて申し訳なあ病』という病気にかかっていると診断。
生き残ったからこそ「友達の分まで幸せになれ」「わしの分まで生きてくれ」と、幽霊の身ながら精一杯、娘に声援を送る。 

  対象年齢
中学生/ 高校生/ 一般

上演時間

90分

準備時間

3時間

撤収時間

2時間

会場条件

特になし(体育館でも可)

備考



 

老若男女による趣異なる一人芝居のオムニバス。

笑いあり涙あり、 それぞれの作品が描き出す人生 の悲喜こもごも。

パワーと情熱がほとばしる一人芝 居の魅力を、 ぜひ味わってください。

 

  - Staff -    
   構成・演出 おおやかづき  
  - Cast -    
 

ガチャガチャの神さま

田村彩花  
  片道きっぷ 札場千景  
  朱い手鏡 小谷栄雄  
  ふたりの女 馬場晶子  
  松茸ごはん 小田原ゆみ  
  トリセツ 高島睦美  
   

 

 

ーSt о ryー 

  「ガチャガチャの神さま」はちょっぴり寂しい女子高生の、「片道きっぷ」は迷い多き中年の、「朱い手鏡」は昭和の風情漂う年配の、「ふたりの女」は年齢異なる女性の、「松茸ごはん」は若い今どき男女のと、6作品の内の5作品はそれぞれの世代の「切なさ」が漂っています。

また「トリセツ」は、鳥が大好きな故にあまり振り返ってもらえない野鳥たちの「切なさ」が根底にあるかもです。とまあ、くしくも「切なさ」が感じられる作品が揃った芝居展となりました。

 

 「切なさ」が伴う悲しさや辛さの体験は、自らの痛みとして他者への思いを深く持つことができるようです。その対象は人だけでなく、犬であったり猫であったり、ときに鳥であったりと、ともに今を生きている生命に対するものでしょう。

 心のふれあい少ないこの荒んだ時代に、互いに思いやり「切なさ」を共有できることは、もうそれだけで心和むとても幸せなことだと思えます。なんせ、人は一人では生きてはいけないのですから。「幸せ」は他者との関係の中にあり、ある意味、人と関わる「切なさ」は他者と共有できる「幸せ」への扉のようにも思えます。

 

  対象年齢
中学生/ 高校生/ 一般

上演時間

90分

準備時間

3時間

撤収時間

2時間

会場条件

特になし(体育館でも可)

備考



劇団道化座は

「兵庫県劇団協議会」に加盟しています。


一般社団法人  劇団道化座

〒657-0845 神戸市灘区岩屋中町4-4-7    TEL078-803-2458   FAX078-803-2459

Copyright (C) 2014 Gekidan Dougeza All Rights Reserved.