私たちの願い
ますます格差広がり、政治も経済も全て我さえよければという自己中心的な考えが、世界中に蔓延し、今や、大人も子どもも夢や希望をなかなか見出すことのできない「こころ」の荒廃が深刻な社会といえます。家族、家庭の崩壊とともに人と人の絆は薄れ、あってはならない悲惨な事件が多発する現代、そのしわ寄せは弱い者に容赦なく、子どもも大人も、皆、人知れず心を痛めています。市井の人々が夢や希望を持つことができ、日々を穏やかな「こころ」で平和に暮らせる社会であることを願わずにはいられません。
物質的豊かさのみで「こころ」が満たされるはずもなく、小説にしろ美術にしろ音楽にしろ演劇にしろ、文化は人の「こころ」に語りかける大切なものです。この混迷著しい時代にこそ、「こころ」に語りかける文化が重要であり、人が生きていく上で文化が果たす役割はとても大きいはずです。とりわけ、生の舞台芸術は、直接人々の心を喚起する力を有しています。
ささやかな活動ではありますが、時代がどう変わろうとも、あの大震災を経験した劇団として、世界中のあらゆる悲しみや苦しみに心を寄せ、人々の明日への夢や希望に繋がることを切に願い、演劇に取組み続けていきたいと存じます。
今後とも、皆々さまのご支援、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
一般社団法人 劇団道化座
代表理事 渡邉(馬場)晶子
2024/9/10 『明日の風』稽古場風景をお届け!
9月になりましたがまだまだ暑い日が続きます。皆さまいかがお過ごしでしょうか?
劇団道化座は、9月27日(金)-9月28日(土)にあります新作公演「明日の風」に向けて
稽古の真っ最中です!本日は、稽古場の様子をご紹介いたします!
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◎↑草木の役割、自然の力、助け合い支え合う自然のサイクル…。
源治(中央)が孫娘の美々(右)と援農にきた綾(左)と語り合います。
◎↓喧嘩中!?かと思いきゃ仲良し!!!?この二人の関係は……??
◎↑わいわいにぎやかな宴会!素敵なごちそうがずらりと並びます。
「世界で一番最初に飢えるのは日本!」「南極のペンギンまで鳥インフルエンザ!」「今注目されてるのは不耕作!」
話はまだまだ尽きません。
◎↓本番まで残り一か月をきりました。お稽古もさらに熱が入ります!
いかがでしたか?
よりよいものをお届けできますようにこれからもさらに気合を入れて
お稽古に取り組んでいきます!
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
2024/8/8 『明日の風』創作上演に向けて
いつも、劇団道化座をご支援いただき、ありがとうございます。
世界各地を襲う異常気象、収まることのない戦争、無差別に繰り返される殺戮、ますます対立と分断が深まる世界情勢です。日本も、年明け早々の能登半島地震に始まり、円安は留まるところを知らず、物価高に庶民の暮らしはますます苦しさを増し、先行き不透明な状況に、これから、日本は、世界は、どうなってしまうのだろうかと、不安がよぎります。私たちは、本当に大変な時代に生きているのだなあとつくづく感じる昨今です。
人も、国も、それぞれ意見や思いが異なっていて当たり前。それでも、互いに認め合い支え合える勝ち組も負け組もない世界、そんな世になればいいなあ……と、願いつつ、この「明日の風」を創作上演いたします。
とはいえ、たかがお芝居です。お芝居で何が変わるわけでもないのでしょうが、希望や夢を語るのもお芝居たる所以でしょう。
「世界で一番先に飢えるのは日本!?」を切り口に、亡母のが巻き起こす奇想天外なお芝居に「そんなあほな~」と笑っていただきながら、誰もがもっと希望や夢を持って生きていけるよう、清々しい「明日の風」が世界中に吹くことを願い、夢を追いかけたいと思います。ともに夢を追いかけていただければ幸いです。
今回は、「わが家の客」に出演下さった劇団千年団の稲田喜之さん、壷井栄/原作「大根の葉」「五人姉妹」に出演下さった劇団ぷらっとの中川順平さんと福島啓子さん、さらに劇団どろの新星木本琢也さん、神戸ドラマ倶楽部の山田智嘉子さんと鳴岡真理奈さんに、いつもの道化座メンバーが加わって賑やかに展開いたします。
また、拙作でお恥ずかしいですが、「明日の風」はおおやかづきこと馬場晶子による新作オリジナルです。楽しんでいただけるよう、皆さまに清々しい「明日の風」をお届けできるよう精一杯努めて参ります。
ぜひとも、ご観劇いただきたく、応援をよろしくお願い申し上げます。
道化座一同、皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
厳しい暑さが続きます。どうぞ、お体を大切にお過ごしください。
一般社団法人劇団道化座
おおやかづき(馬場晶子)
2023/11/15 『大根の葉』のパンフレットより
本日はご来場いただき、ありがとうございます。
今回の【のいえノイエNO.163】は壺井栄処女作を原作に創作した「大根の葉-しあわせの明日-」です。
不況の嵐が吹きすさぶ時代、小豆島を舞台に生活苦に喘ぎながらも幼い子どもたちを懸命に守り育てようとする人々を、子どもや女性たちなど弱い者への愛情に充ちた目であたたかく見つめ描かれています。
家族の崩壊が進み生きる拠り所を失い、毎日、悲惨な事件が絶えない現代社会です。この作品は約85年前に書かれたものですが、時を超え、現代の私たちに「人間本来の愛」について強く問いかけています。残念ながら、世界は今まさに「人間本来の愛」とは真反対の状況です。
物質的に豊かになり社会が発展を遂げる一方、戦争という非人道的な暴挙がまかり通る昨今のあまりの惨状に心を痛めておられる方も多いことと存じます。あまりに「人間本来の愛」とはほど遠い非道な状況です。互いに殺し合う先に、私たち人類の幸せな未来などありません。
壺井栄さんの最後の言葉は「みんな、仲良く」だったそうです。差別が憎しみを生み、憎しみが争いを生む、この悪循環を断ち切れるのは、私たち人類一人ひとりの肩にかかっていると思います。まだ遅くはないはず!逃げ場のない恐怖の中で息絶え絶えに生命を繋いでいる人々のあまりの戦場の惨禍に、「みんな、仲良く」できる時代を、皆さんとともに築いていきたいと思います。
何がどうあれ、世界の心ある人々とともに、即時停戦を強く求め、この度のご挨拶とさせていただきます。
おおやかづき
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緊急支援募金のご報告
ガザへの緊急支援にご協力いただき、ありがとうございました。皆さまのご協力により、合計 ¥77,221 となりました。私たちの募金も合わせて、認定NPO法人ドネーションシップわかちあい よりガザの人々のお役に立てていただきます。
ご協力いただき、心から感謝申し上げます。
2023/11/1 爆撃の恐怖に晒されながら、一瞬一瞬を精一杯生きているガザの人々を思う。
いま、世界は大きな岐路にある。
何がどうあれ、230万人もの人々を狭い塀の向こうに閉じ込め、爆撃を繰り返す蛮行を、同じ地球に暮らす人間として見過ごしてはならない。見て見ぬふりをしてはならない。見て見ぬふりをしてやり過ごしたならば、さらに蛮行はエスカレートし、人としての尊厳を平然として踏みにじる支配が世界を覆い尽くすだろう。
決して他人ごとではないのだ。いま、ガザで起こっていることを見過ごしてはならないと思う。
平和を求める世界中の心ある人々の声に呼応し、互いに認め合い許し合える平和な世界をともに求めていきたいと思う。
以下、先日上演した「父と暮せば」パンフレットより
渡邉(馬場)晶子
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昨秋の「きらめく星座」に続いて、井上ひさし氏劇作の不朽の名作「父と暮せば」を上演いたします。
過去に日本が引き起こした日中戦争、太平洋戦争は、日本人310万人、アジア太平洋地域では1000万人~2000万人もの人々の生命を奪ったそうです。多くの人々を傷つけ生命さえも奪い去る戦争に正義はありません。如何なる心地よいプロパガンダを振りかざしても、聖戦などというものは無いのです。戦争が終結すれば、また新たな戦前が始まり、愚かにもそれを幾度となく繰り返してきた人類です。
戦後78年、戦争を経験した方々も少なくなり、いまや戦争体験の継承が困難な時代ですが、唯一の被爆国日本に生きる私たちは、核戦争の恐ろしさを、戦争の悲惨さとその愚かさを継承し続けなければなりません。
先の大戦後、世界の人々が心に誓ったであろう平和への願いを胸に深く刻み、私たちひとりひとりが穏やかな社会を希求し、たとえ小さな声でも発し続けなければと存じます。
ささやかな公演ですが、平和を切に願い上演させていただきます。
何とぞ、よろしくご観劇くださいますようお願い申し上げます。
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皆さまとともに、平和を求めていきたいと存じます。
2023/9/19 9月23日公演『父と暮せば』が新聞に掲載されました。
2023/8/7
2023/1/22 NHK『テレビ中国語ナビ』のテキスト2022年12月号より
~ 山田晃三氏が劇団道化座と朱旭氏との交流にも触れてくださっています。~
2023/1/18 昨年はお世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。
『きらめく星座』のパンフレットより
2022/10/11
2022/3/3
日ごとに春めいてまいりましたが、皆さまお元気でお過ごしのことと存じます。
コロナの日々が続く中、さらに愚かな戦争が繰り広げられている私たちの世界です。今さらながら、何度同じことを繰り返えせば平和を手にすることができるのか、我々人類の愚かさを情けなく思います。穏やかな心と、互いに認め合う大らかさと、すべてを包み込む優しさが、すべからく世界に拡がることを願わずにはいられません。
芝居人間の私たちに何ができるか、ただただすべてが喜びに向かうことを願って、芝居に打ち込むことしかできませんが、生きている証として努めて参りたいと存じます。
今回の公演も、ぜひ皆さまにご観劇いただきたく、スタジオの換気設備を新設するなど、感染予防に徹して上演させていただきます。
まだまだコロナ蔓延の状況です。DVDをご自宅でご観劇くださっても結構ですので、決してご無理なさらないよう、皆さまそれぞれのご判断をお願いいたします。
私たちは、ただただマスクにマスクを重ね、稽古に勤しみますね~。
渡邉(馬場)晶子
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2022/2/25
キャンセルによる経済的打撃はもちろん、感染拡大時期を避けての稽古に本番、芝居の準備だけでなく感染予防等、収まる気配のないコロナ禍での活動は困難を極めています。
また、東西冷戦の復活か、平和の願い空しく、またもや戦火にまみれる世界の状況です。この状況は、日本に住む私たち個人個人にも決して影響がないはずはなく、無関係ではいられないグローバルな時代です。
神戸、兵庫の地でささやかな活動を営む私たちに一体何ができるのか、甚だ疑問ですが、互いに思いあえる社会、平和な世界の新たなあり様を求め、地道に歩んでいきたいと存じます。
引き続き、皆さまのあたたかいご支援をお願いいたします。
渡邉(馬場)晶子
2018年度中国演劇大賞のベスト「観客賞」に輝いた喩栄軍の新作
『わが家の客』(原題【家客】)待望の日本初演!
黄昏時の老人三人による明日を懸命に生きようとする姿が しみじみと感動を呼ぶ「もしも、もしも、あのとき……」の物語
7月1日
稽古の前に、出演メンバー3人そろって写真撮影。
左が現夫:夏満天役の稲田喜之さん、右は元夫:馬識途役の林田鉄さん。ステキなお二人に挟まれてご満悦なのは、
もちろん、妻役:莫桑晩役の私、馬場晶子。
合わせて200才を優に超える3人です。三人とも、悩みは、なかなか台詞が入らないことかな? まだまだ稽古をしないとね! は~い、がんばります!
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散歩の途中、それぞれがそれぞれに鮮やかな色を放つ紫陽花や、ここぞとばかりに緑競う木々たちとの出会いは、コロナでへちゃげそうな心を慰めてくれます。
緊急事態宣言が延長され、中途のまま延長となった道化座の「まほろば」公演は、諸事情も重なり新たな日程を決めあぐね、皆さまにはたいへんご迷惑をおかけしています。
延期の「まほろば」はちょっと置いて、とにかく前に進みたいと思います。
というわけで、9月「わが家の客」日本初演に向けて始動です!
つい先日、オンラインでの稽古を開始しましたよ~。
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2018年度中国演劇大賞ベスト「観客賞」に輝いた
喩栄軍の新作『わが家の客』を道化座が本邦初演します!
いつも道化座を応援していただき、ありがとうございます!
今回は、小原延之さんを演出にお迎えして、中国ベスト観客賞受賞の「わが家の客」を日本で初上演します。黄昏時の老人三人による明日を懸命に生きようとする姿が、しみじみと感動を呼ぶ「もしも、もしも、あのとき……」の物語です。
いつもの道化座とはガラッと趣異なり、大人のラブストリー仕立てです! それも、さまざまな音楽ジャンルで活躍中のチェリスト・シンガーソングライターの薄井信介さんの生演奏によるチェロの深い響きに支えられての舞台です。
今回はステキなお二人との共演です。
入魂の語り芸「うしろすがたの…山頭火」を長く演じられている熱いハートの林田鉄さん。低音のお声が、大震災で死んだはずなのに40年ぶりにひょっこり上海に戻ってきた馬識途役にピッタリ! それにちょっとした仕草がこれまたチャーミング!
そして、夏満天役を演じるのはグッとカッコいい稲田喜之さん。
夫である馬識途が震災で不明になった後、妻の莫桑晩が再婚した相手が稲田さん演じる夏満天。曲りなりにも平穏に暮らしていた莫・夏夫妻に、死んだはずの妻の元夫が突然訪ねてきたのだから、まあ大変! スラッと長身の稲田さんは、ちょっと頑固で皮肉屋だけど根はすごくいい現夫の夏満天役にピッタリです!
このお二人が想いを寄せるマドンナ莫桑晩役が恥ずかしながら私、馬場晶子です。恥ずかしい~ィ!と言いつつ、いつもにない趣向のお芝居、ぜひ、ご観劇戴きたいです。
言い忘れてはならないのが、上海の超売れっ子劇作家喩栄軍さんです。
若くして(今も若い!) 次から次にヒット作を連発、今や押しも押されもせぬ中国一の劇作家です。いつも穏やかで人懐っこい柔和な笑顔の彼は、道化座の前代表須永克彦とは年は離れていても、互いに認め合う、とても親しい間柄でした。
いま、積極的な外交を展開し世界にさまざまな影響がある中国ですが、激しく変化する現代社会を背景に、残された時間を懸命に生きようとする三人の姿は、政治的問題はどうあれ、国を超え、私たちの心に深く響く作品です。
今回、出番のない道化座の若者たちも、老いたる出演者たちをしっかりと裏で支えてくれています。まだまだ予断許さぬコロナ禍、皆さま日々たいへんなこととは存じますが、引き続き、道化座への応援を、どうぞ、よろしくお願いいたします!
道化座一同、皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
劇団道化座 馬場晶子
一昨日、一旦は無観客公演と発表したものの、昨日、子どもを抱え頑張っているTさんから、「この状況が怖い」との意見が出され、話し合いの結果、今回は延期となりました。
観劇の申込をしてくださった皆さま、DVDの購入の申込をしてくださった皆さまはじめ、惜しみない応援をしてくだっている皆さまには、重ね重ね大変申し訳なく存じます。
団体を維持する者にとっては、今後の活動意欲がグッと下がってしまいそうなのが気がかりですが、感染拡大が収まらない中、この決定は大正解だと思っています。芝居好きなみんなが不安を抱えながらも精一杯稽古に励んでいる中、とても言い辛いことをよく言い出してくれたとTさんには感謝しています。
延期後の公演日程は不確実ですが、 徹底した感染拡大阻止をといいながら一部を緩和するなど、中途半端な政策に振り回されないよう、今後はしっかりと心を決めていきます。
応援くださっている皆さんにお芝居を観ていただけないのは残念でなりませんが、何とぞ、お許しください!
取り急ぎ、お詫び申し上げます。
代表理事 渡邉(馬場)晶子
2021.5.9
「まほろば」とは「楽園」「理想郷」という意味のようですが、「まほ(真秀)」は「物事が完全であること」だそうです。
この世は「男女揃ってこそ完全」なのですが、男が取って代わることのできない女の役割があります。それは子どもを宿し産み育むことです。育てるのは男も担えますが、誕生の瞬間から無償の愛として我が身から栄養を与え育むことは女にしかできません。なんといっても新たな生命の誕生はとても喜ばしいことで、女はその大切な役割を果たしているわけです。
その割には女性は大切にされてないのでは? まあ、その問題はちょっと置いておくとして……。
いくら平等といってもこの男女の差はあるわけで、そんな大切な役割を担っている、担わざるを得ない女たちには、埋めきれない性の差に対するなんとも複雑な思いがあるようです。
そんな性に対する赤裸々な思いを描いた男性による作品ですが、そこはそれ、可笑しみの中にもちょっぴり切ない思いに女性たちの逞しさをも加えた道化座流の作品にしたいと、只今、劇中の長崎弁と格闘中です。これがなかなか難しい!
いつもの道化座の作品とはちょっと異なりますが、ぜひ、ご観劇いただきたいです。
ところで全くもって個人的なことで恐縮ですが、昨秋、突然、脚に激痛が走り歩けなくなりました。病院で診てもらったら、膝特発性骨壊死とのこと。「えー! 壊死!?」と仰天の思いでいると、先生が即、腫れた膝から水を抜く処置をなさろうとするので、早々にお断りして帰宅(痛いのはイヤ!)。それからは「水を抜いたら楽になるのにー」の声をひたすら無視、やれ杖だ、サポーターだと周りの方々にいろいろ助けて頂き、一時は何をするにも全て車椅子移動。体が思うようにならないのは、心の動きもストップしてしまうようで、新年のご挨拶もままならず、コロナ自粛も重なりスッキリしない日々でした。
お蔭さまで、いまは多少腫れが残っていて正座は無理ですが、歩くにはほぼ支障なく、ひたすら筋力をつけるよう努めています。なので、今回のお芝居にぎこちない動きがあるやもしれませんが、頑張りますので、何とぞご容赦ください。
まだまだ緊急事態に蔓延防止と心落ち着きませんが、前向きに前向きに取り組んでいきたいと存じます。どうぞ、応援のほどよろしくお願いいたします!
皆さまも、どうぞお身体を大切に日々健やかにお過ごしください。ご来場をお待ちしております! 馬場晶子
※会場のIWAYAスタジオは空調設備を整え、50席限定で皆さまをお迎えします。
お早めにお申し込み下さい。
皆さま、コロナ禍の日々をたいへんな思いで過ごされていることと思います。
私たち道化座の面々も「ともちゃんち」東京公演断念後、それぞれにどう暮らしたものか、どう生き抜いたものかと模索の日々です。
今回、感染拡大の中ではありますが、壷井栄/作「暦」より「日向家の五人姉妹」をもって公演を再開することに致しました。こんな状況で、どれだけの皆様にご観劇戴けるか、お集まりいただけるかわかりませんが、震災時に思い至ったと同様、「芝居をする」「演劇をする」ことが私たちが「生きる」ことであり、たとえこのコロナ禍であろうと、いえ、この不安を抱えるコロナ禍の世の中だからこそ、夢や希望に繋がるなるよう、皆さまの心に響くを演劇を志していくべきだと考えます。
こんな時に危険を冒して芝居なんぞと思われる方もおありかと存じますが、感染予防を徹底して公演に臨む所存です。
何とぞ、皆さまのご理解、ご協力、ご支援をお願い申し上げます。
只今、稽古に励んでいま~す!
毎日、暑いですね~!
台風は困るけど、一雨も二雨も降ってほしいところです。
道化座は、この暑さにもめげず、稽古に励んでいますよ~。
検温はもちろん、手指の消毒、、顔にはマスクにプラスして、
フェイスシールド、クーラーは大型2台をフルパワー、ドアも窓も
全開、時おり、虫に刺されながらの稽古です。
あ~、アツイ!
時おり、前を通る人が、一体何をしとるのだ?と怪訝そうに覗かれていきます。は~い、只今、汗だくで稽古中で~す!
前回上演時のご感想より
・姉妹がお互いを思い合う気持ちに懐かしいようなあたたかい気持ちになりました。幸せって何か、この時代にあってどこか脇に追いやられているような大切なものを思い起こさせてくれる、揺さぶられる舞台でした。
・何てことない姉妹の話でしたが、『幸せ』って何やろう? 家族って何やろうて考えながら芝居が終わってみたら、 言葉では表現できないような優しく温かいものが胸に残っていました。もっと姉妹のお話を聴きたいと思える舞台で した。
・配膳のシーンで子どもたちと大人のふれ合いが自然でよかった。姉妹五人の会話がテンポよくとても心地よく感じた。
三女と末っ子の会話がとても素晴らしいです。
・三女と末っ子が墓参りの帰りに青空をバックに二人で気持ちを交わす場面は何とも圧巻で、胸に迫るものがあってボロボロと泣いてしまいました。舞台となった島の方言も、とっても自然に表現されているようで、臨場感があって人情の温かさがストレートに伝わってきました。素晴らしいお芝居をありがとうございました。
・とても良かったです。音楽、照影、大道具、ぴったりマッチしていて、最終は感動しました。この空のように広い心で生きていきたいです。
・大きな事件があるお話とかではなく姉妹間のお話で、気づかされるもの、心にぐんとくるものが沢山ありました。子どもも三人衆もわいわいとした空気感がとても好きでした。ほんとに親戚の子とか近所の子がそこにいる感じ。楽しかったです。素敵な時間をありがとうございました。
先日は道化座70周年「ともちゃんち」神戸
公演にたくさんのご来場を戴き、ありがとうご
ざいました。
震災から25年の節目の年、皆さまそれぞれ
感慨深くご観劇戴き、頂戴した熱い拍手に心よ
り感謝申し上げます。
世界各地の異常気象、新型コロナウイルスの
脅威などなど、他人ごとでは済まされないこと
が世界中で次々に起こっています。
この地球に共に暮らす当事者の意識を持ち、
引き続き、「震災25th-from 神戸-」として、
東京公演に努めたいと存じます。
皆さまも、どうぞ、お身体を大切に健やかに
お過ごしください。
先ずは御礼まで
「ともちゃんち」公演で皆さまから頂戴した募金は
¥84,504.-となりました。道化座の募金と合わせて
合計¥100,000.-を台風や豪雨被災地はじめ困難な
状況にある方々を支援し続けている下記団体に寄付
させていただきました。
NPO法人ドネーションシップわかちあい
(URL:http://donationship.org)
皆さまのご協力に深く感謝申し上げます。
★母が1/17に亡くなったところで、やはり重なるところもあり涙があふれました。大変すばらしいと思いました。(女性)★日常の生活、何もない事がいかに幸せなことか、改めて考えさせられました。馬場さんのおばあちゃんステキでした!!(女性)
★ はじめて拝見しました。よかった。涙がとまりません。(男性)
★ 二回目の観賞でしたが感動しました。今日も神戸の様々な家庭で同じような生活がくり広げられていると思います。色々なことを考えさせられました。(男性)
★道化座は初めて見ました。最初は何を語ろうとしているのか、わからなかった。でも、だんだんと、ともちゃんと昌ばあちゃんの会話に引き込まれ、作にのみこまれていくのがわかりました。又、道化座と出会う事があれば足を踏み入れたいとおもいます。(男性)
★ 身につまされる演目で皆さんの熱演良かったです。(女性)
★2年前、認知症の母と同じような状況で思い出し、ほのぼのとしました(女性)
★おばあちゃんがいてくれて、良かったと思うお話でした。震災は実家は全壊して妹が亡くなり一緒に住んでたおばあちゃんが「かわりに死ねば良かったと」と言ったのを思い出しました。(女性)
★私達夫婦もこれから押し寄せる苦悩と楽しみに向かって暮していきます。勇気と感動ありがとうございました。(女性)★日常的でありながら、どこか非日常な舞台で良かったと思います。(男性)
★いい話で、ほっこりしました。親の介護について身につまされます。後悔のないようにしたいと思います。
★地震の時は私は48才。今、息子は40才、娘は38才になりました。涙あり笑いありで色々思い出させて頂ました。又、認知症の事も我が身に置きかえて涙です。“ともちゃん一家”の様になれば世の中うれしいですね。素晴しくいい作品です。本当に来させて頂きありがとうございます。娘や孫達にも話していきます。生命がぐるぐる回っている。お父さんとお母さんの生命を受け継いでいる。(女性)
★5年前にも観劇しました。身近なこと、忘れていた事が思い知らされました。(女性)
★温かい心と前向きな情熱が伝わってきました。地震を共に経験した妻や親父はすでに逝ってしまったけれど何とかこれからもしっかり生きて行こうと思います。(男性)
★市井の劇団としてなかなかなものでした。次回公演も是非観たいと思う。期待大なり、宣伝早く、料金安し。(男性)★5年前にも観せて頂きました。忘れている部分もあり、新たに感動して涙が出てしまいました。日々、心にとめて過ごしたいと思います。東京の公演を娘に薦めたいと思います。(女性)
★日常を生きることが、いかに大事かを教えてくれた芝居だったと思います。(男性)
★初めは何気ない日常のつながりばかりで、おもしろくないと思ったが、だんだん引き込まれてしまった。良かった。(女性)
★いつも心暖まる舞台。見終って、ものすごく~いい気分になります。手作りで楽しく日常の何気ない事をごく自然に声を荒げる事なくサラリとやっている。これって案外、難しい。これからも楽しいお芝居を創って下さい。アーアーいい気持ち、やっぱり”生”の舞台はいい。(男性)
★自分もみんなに「ありがとう。生れてきてよかった」と言える人生をおくりたいなぁと思いました。
★1)入場~開場迄の時間が長かった為、お年寄の方が座って休む事も出来ず困っておられる方が多く見かけました。 2)入場迄、係の方が『お詰め下さい』との連絡が有り歩くのがやっとのお年寄の方が座って休めず、かわいそうであり倒れられたら大変と思いました。※代表の方のみ並ぶ様にしてはいかがでしょうか? 3)待ち時間の間、コマーシャル(宣伝)をしては?と思いました。次に繋がるチャンスでは?長い待ち時間を利用して宣伝が何もなく、もったいない気がしました。たとえば役者さんのプロフィールや役どころ等を明示、次のチケットや会員募集など…。 4)作品はとても素晴らしく感動しました。また、会いたいです。※1~3は人員的な問題でしょう。お手伝いが出来れば…(男性)★おばあちゃんの「家に帰りたい」と同じ事を言われたことを思い出し切なくなった。「回っている」いい言葉です。心に残りました。
★たなかともさんがおっしゃたように、本当に自然な日常的な雰囲気の中でお芝居が進んでいくことに、心地良さを感じさせいただきました。震災のことからスタートだが日常に起こりうる高齢者の介護のこと、自分のこと、いろんな事を考え感じながら拝見することができました。(女性)
★人として大切な事を気づかされました。(女性)
★素晴らしく、みなさん生き生きと演じていました。おばあちゃん役のピンクレディも大変でしたネ!私も頑張らなと思いました。嫁もいつの間にか感動のあまり涙していました。(男性)
★5年前の公演を見て2回目の劇だったのですが、前も泣いた記憶がありますが今回はたぶん3倍くらい泣きました。最近、介護の資格を取ったのでかじった程度に認知症のこと知ったので「もう、訳がわからない」と泣くおばあちゃんを見て、本人も辛いんだよねとめっちゃ泣きました。
★聞き取りにくいセリフがあった。発声練習をがんばってほしい。(男性)
★おもしろかった。ネコがかわいかったです。ともちゃんがヤンキーになってびっくりしました。また、公演があったら行きたいです。(女の子)
★まず、道化座のみなさまに感謝を述べさせていただきます。本当にありがとうございました。終盤当たりでは、泣けてきました。おばあちゃんの心が孫、さらにはひ孫へとうけつがれていく、まさに命も含めみんな回っているんだと心から納得できました。また、こういうこころが広まっていけば、世の中も必ず良くなるのだという、明るい展望ももらえたように思っています。(男性)
※右上につづきます⤴
★5年前にもこの作品を観劇しましたがその時とは受け取る思いが、かなり違っていいる自分に改めて「私も年を取ったんやなぁ…」と実感しました。私もこの5年間に義母が大腿骨骨折で入院、毎日病院に通って一気にボケが進んだ母の相手をし(退院して自宅へ戻ったらかなり元の母に戻りました)高齢の実家の両親を見るたびに、自分の老いについて、将来についてリアルに不安を感じる今日この頃です。(女性)
★おばあちゃんの諸々の言葉、皆さんにも伝えたい。本当に世の中、いろんなものが、ぐるぐるまわっている。命のバトンタッチをしっかり努めたい。構成も素晴らしく感動しました。よい心の栄養素をたくさん頂き感謝です。(男性)
★自分の祖父母との事柄思い出しつつ涙を流しながら見ていました。(男性)
★何でもない日常の中にも幸せがあるんだ!見つければいっぱいあるんだって教えてくれました。これって誰でもできること、誰でも幸せになれんだね。その幸せをぐるぐる回していけばいい。周りの人、次の世代の子にも…なんてステキなことか…涙が出てきました。(男性)
★昔の日常を思い出し、様々なこと思い出しました。
★気持ちがあたたかくなりました。3年前に他界した母、特養施設に入った父の事を思いながら…ありがとうございました。
★人柄の出る舞台でした。人の心に伝わる劇を続けて下さい。弱い人の見方でお願いします。(女性)
★いい舞台でした。帰宅したら家族に優しく接することができるでしょう。(男性)
★笑いの中に大切なことが、しっかりと強く表現されていて自らをふり返りながら見させて頂きました。どんなに時間がすぎても、この大切さ変わりません。人の心の温かさ、結んだつながりの大きさをこれからも守っていけるよう、努めていきたいです。楽しかった。(女性)
★母も認知症で施設に入ってます。年を取るのはイヤな事ですけどまわっているから仕方ないですね。(女性)
★数年前に見させていただきましたが多分セリフ等は変っていないと思いますが、今回は号泣しました。(前はそうでもなかったのですが)私自身の環境の変化と重ねてしまったのだと思います。今後も良い作品作りをお願いします。
★ゲーム、登校拒否、認知症、くすり、介護問題など身近に起りうる問題が取り上げられ、考えさせられるお芝居でした。ともちゃんちのおばあちゃんは幸せですが現実は厳しいです。(女性)
★メリハリ、不足感もありました。(男性)
★95才の母を先月亡くしたばかりで胸に迫るものがありました。生・老・病・死… 人生の永遠のテーマをよく演じて下さいました。一日一日精一杯生きて、出来れば心優しく生きてゆきたい。そして私の命もまた次の時代につながってゆく……希望をいただきました。感謝です。(女性)
★人それぞれ考え、思いが違うのは当たり前。私は内容は理想すぎると言うか、実際に入所して介護している私にしてみれば、もっと施設を利用すべきではないでしょうか。理想だけでは家で見られない実際を見て下さい。実宅で介護に疲れて一家心中をよく耳にします。(男性)
★おばあちゃんをグループホームから引き取った時の言葉が母の時と重なり感銘した(涙…)
★「ともちゃんち」を観るといつもおじいちゃん、おばあちゃんの事を思い出します。自分の父母にも、ともちゃんのようにできればと思います。(女性)
★今、施設に入っている母の姿と重なって涙が止まりませんでした。震災を経験した 自分の(神戸)ことがわかるからこそ見ていて役者さんの発するセリフがずっしりと胸に迫てきました。東京に在住する息子にも是非、薦めたいです。(女性)
★カーテンコールで一気に涙が出てきました。一言で言えない感動のかたまりをボーンと受け取った感じです。素晴らしかった。娘とみられてうれしかったです。(女性)
★震災~認知症 テーマは人生において通る道ですが、それでどうなの?劇で感動を得なかった。感動なしの原因はテーマ、脚本、舞台、どれにも当てはまりそう。(男性
)★神戸の震災で、このおばあちゃんの様に、子ども世代を亡くして孫のお世話をされた方もあっただろうなあと思いをはせました。
★日常の当たり前の事が当たり前と思わず何事も感謝し一日一日を大切に精一杯いきています。(震災を経験したものとして)
★本日もすばらしい感動をありがとうございました。前回は母(姑)もホームで健在でしたが若くして夫と、七年前に息子に先立たれて大変悲しい想いをしていたと思いますが、一人残された私をいつも心配してくれました。認知症にはなっていましたが、私に対して「この子は私が守ってやらなあかん」といつも可愛がってくれてありがたいことでした。そんな母の思い出があれこれ蘇ってのひとときでした。道化座さんのお芝居はいつも色々考えされ合間の笑いありにホッとしています。(女性)
★いっぱい笑って、いっぱい泣きました。言葉でうまく表せませんが、すごく心にぐっとくる作品でした。すごく素敵でした。身につまされる内容でした。「なんでもぐるぐるまわっている物も心も命でさえも」に実感した事を確かめ合った。ハッピエンド?で終わったのが後にホッとさせていただきました。(女性)
★このお話を観るのは2回目なのですが、今回初めて原作者のたなかともさんの愛読書が「少女パレアナ」であることを 知って嬉しくなりました。私も小学生の時にこの本を知人からプレゼントされて読み、心の支えとしてきており、また義妹(亡夫の実妹)の愛読書も同じであったことが最近わかって二人で盛り上がったばかり だったからです。劇中、おばあちゃんとの日常を語る場面でともちゃんの「おばあちゃんと寝る前に今日嬉しかったことを話した」という内容の台詞がありました。これは「少女パレアナ」の喜びの遊びそのもの!太陽が大好きで、お「日」様を二つも名前に持つ昌ばあちゃん。そして、この役を演じた馬場さんの名前は、おばあちゃんの上をいくお「日」様を三つ持つ晶子さん。道化座の皆様 これからもお「日」様三つの晶子さんを囲んで心暖まるお話を演じ続けてください。(女性)
たくさんのご感想をありがとうございました。お褒めの言葉は嬉しく、厳しいご指摘は叱咤激励として真摯に受け止めていきたいと思います。皆さまのご協力に感謝申し上げます。
今回は、諸事情により、平日の昼間の公演となりました。お仕事をお持ちの方々や学生さんにはなかなか観劇していただけなかったのが残念です。これも今、劇団が置かれている厳しい現状です。何とか打開していきたいと思っています。
こんな状況の中での上演ですが、なんと4歳のお子さんや学校を早引きして観に来てくれた小学2年~5年生のお子さんたちも、大人に混じってじっと観劇してくれていました。保護者の方は学校の勉強も大切だけど、幼い内から生の舞台の素晴らしさを体感させてやりたいと、遠方から参加してくださいました。演劇をこんな風に捉えていただけて、とても有難かったです。また、年配の方が多かったためか、震災を体験なさった方が多い故か、以前にもまして深い思いを持っていただけたのではと感じています。ご観劇戴き、本当にありがとうございました!
たいへん残念ですが、新型コロナウイルス感染拡大により、3月16日の板橋区立文化会館大ホールでの「ともちゃんち」東京公演は中止となりました。とてもとても残念です。後日、また公演の機会を持ちたいと存じます。
感染の拡大は広がる一方のようです。早期の終息を願っております。どうぞ、皆さまお身体を大切になさってください!
馬場晶子
先日は、<劇団道化座こどもと親の劇場>「ものがたりの森」公演にたくさんのご観劇をいただきありがとうございました。
KIDSプログラムと組み合わせた公演も8回目を迎え、今回も子どもたちの弾けるような笑顔に包まれ、無事に終えることができました。「とても楽しかった!」「大きな声が出せるようになった!」「自信を持つことができた!」「人前で緊張せず堂々と発言できるようになった!」など、子どもたちの感想が届いています。
演劇との出会いが子どもたちの成長に何かしら役立つことを切に願い、引き続き「KIDSプログラム 飛び出せ舞台へ!」を開催いたします。次回9回目のワークショップは、5月下旬から始まります。ぜひ、皆さん、参加して下さいね~!!
写真:3月「ものがたりの森」公演より 撮影:秋吉昭次氏
来週3月23日(土)明石市立市民会館中ホールで上演する「ものがたりの森」公演に一緒に参加してくれるKIDSプログラムの子どもたちの衣裳ができあがりました。
一枚一枚、手作りです! ネコ耳も作りましたよ~。
この衣裳を着て、ネコ耳をつけたKIDSたちと一緒に、
歌って踊って、子どもも大人も楽しんで頂ける舞台にしますね~。家族み~んなで、ぜひ観て下さいね!
※Tシャツは会場受付で販売予定です。
みなさんに気にいってもらえればうれしいです!
次回の公演は、恒例の<劇団道化座こどもと親の劇場>「ものがたりの森」公演です!
道化座のよる「セミのものがたり」や「ドン・キホーテ」などに加え、KIDSプログラム8 「飛び出せ、舞台へ!」のあかしっ子たちが「11ぴきのねこ」よりミュージカル「にゃんにゃんものがたり」に挑戦、歌って踊って元気いっぱい舞台に飛び出します。
寒さをも吹き飛ばす元気いっぱいの舞台を見に来て下さいね~!!
道化座のいえノイエNO.160「日向家の五人姉妹」公演を無事に終えることができました。
「心洗われました」「思わず幸せを頂きました」「体も気持ちもぽかぽか暖かくなりました」などなどたくさんの感想や、帰り際の皆さまの笑顔に触れ、私たち道化座一同、とても幸せです!
多数のご観劇に、心から感謝申し上げます。ありがとうございました! (写真撮影:藤嶋亨)
・姉妹がお互いを思い合う気持ちに懐かしいような暖かい気持ちになりました。幸せって何か、この時代にあってどこか脇に追いやられているような大切なものを思い起こさせてくれる、揺さぶられる舞台でした。
・何てことない姉妹の話でしたが、『幸せ』って何やろう?家族って何やろうて考えながら芝居が終わってみたら、言葉では表現できないような優しく温かいものが胸に残っていました。もっと姉妹のお話を聴きたいと思える舞台でした。
・配膳のシーンで子どもたちと大人のふれ合いが自然でよかった。姉妹五人の会話がテンポよくとても心地よく感じた。三女と末っ子の会話がとても素晴らしいです。
・三女と末っ子が墓参りの帰りに青空をバックに二人で気持ちを交わす場面は何とも圧巻で、胸に迫るものがあってボロボロと泣いてしまいました。舞台となった島の方言も、とっても自然に表現されているようで、臨場感があって人情の温かさがストレートに伝わってきました。素晴らしいお芝居をありがとうございました。
・とても良かったです。音楽、照影、大道具、ぴったりマッチしていて、最終は感動しました。この空のように広い心で生きていきたいです。
・大きな事件があるお話とかではなく姉妹間のお話で、気づかされるもの、心にぐんとくるものが沢山ありました。子どもも三人衆もわいわいとした空気感がとても好きでした。ほんとに親戚の子とか近所の子がそこにいる感じ。楽しかったです。素敵な時間をありがとうございました。
何もかもが“我よし”のなんとかファースト、自己中が世界中にはびこり、な~んだか日に日にギスギスした世の中になっていくようで悲しいです。
こんな世の中でも、やはり幸せを求めて生きている私たちです。幸せの有り様は人ぞれぞれ。では、演劇に携わる私たちの幸せとは?と、ちょっとここで自問自答。がっぽりお金が儲かるわけもなく、むしろ公演毎の赤字を抱え、芝居貧乏を地でいく私たちです。では、何が楽しくて、何が嬉しくて、しんどい面倒なことをもいとわず、芝居に打ち込めるのか?
それは、やはりなんといってもお客様の笑顔でしょう。観客の皆さまの「お芝居、観てよかったよ~!」という満足の笑顔に接することができたとき、感謝とともに深い喜びが湧きあがり幸福感いっぱいになりますものね!芝居を通して、想いが通じたときに、私たちの労苦が報われ、幸福感を味わえるようです。
でも、これってお芝居に限らず、きっと、他の職業であれ、友人であれ、家族であれ、恋人同士であれ、皆、想いが通じたときって、大きな喜びが得られるのでは?
自己中でまわりを振りまわすのも結構(とは思いませんが)だが、ちょっと相手の気持ちも察し、理解しあい、互いに想いやることで、ギスギスした世の中も少しは平和になるのでは? 自己中の“一人だけの幸せ”独占は、あまりに悲しく、幸せを味わうなら、より多くの人々とともに、より大きな幸せを味わいたいものですね。
さて、本日の公演の壺井栄/原作「暦」は、かなり昔の小説ですが、時代は異なっても、忘れてはいけないものがいっぱい詰まった作品です。今回、私たち道化座はお客様の笑顔に出会えるのか? 不安を抱えつつも、悪戦苦闘の成果に繋がれば嬉しい限りです。
どうぞ、最終最後までご観劇下さいますようお願い申し上げます。 おおやかづき
公演パンフレットより
夕暮れが日に日に早くなる今日この頃、皆さまいかがお過ごしですか?
9月の「通天閣」公演には、多数のご来場をいただき、ありがとうございました。また、たくさんのご感想も頂戴しました。
いつもの道化座とはちょっと異なる舞台でしたが、西加奈子氏の原作に支えられ、どうにか無事に終えることができました。皆々さまのご支援に感謝いたします!
さて、12月はスタジオでの壺井栄/原作による「日向家の五人姉妹」です。
ドラマは、父の三回忌に久々、実家の小豆島に集った五人姉妹が、ご亭主の愚痴やら家族のことで話が弾むのですが、
稽古中の女性陣からも、なにやら実生活の可笑しげな?話しが飛び出し、笑いの絶えない稽古場です。女性が五人も寄れば、そりゃあねえ、ついピーチクパーチクですよねぇ。でも、いざ稽古となれば、皆、真剣! 只今、小豆島の方言と格闘中です。
話は変わりますが、道化座の斜め向かいの教会に、韓国から来られた牧師さん一家が居られます。その子どもたち兄妹はとても仲が良く、いつも二人一緒です。近所にお遣いに行くのか、まだ体の小さい兄さんが幼い妹を負ぶって二人して楽しそうに出かける姿を見かけました。妹を背負いヨタヨタしながらも、信頼に応えようと懸命に踏ん張っているお兄ちゃん。背中の妹はとても嬉しそうです。幼い二人の後ろ姿がなんともほほえましく懐かしさでいっぱいになりました。
そういえば、もうもう何十年も前になりますが、私も兄にくっついて遊び回っていましたっけ。そうそう、そんな時代もありましたねぇ、今よりも、もっともっと信頼し頼り切っていた幼い日が……。大人になるにつれ、照れやさまざまな思いも重なって、なかなか素直になれない妹です。
最近は、肉親ですら心が通じずギクシャクして、世の中全体が、何故だか仲良くできない時代なのかもしれません。みんながみんな、素直に愛情を示すことができれば、もっと生きやすい世になるのかも? 壺井栄さんが生きた時代と今とは、かなりの隔たりがありますが、いつの時代にも通じる大らかな心で生きていたいですよね~。…… そんなことを思いつつ、稽古に勤しむ日々です。
というわけで、決してピーチクパーチクだけではない愛に満ちた?「日向家の五人姉妹」公演に、ぜひ、足を運んでいただければと存じます。またまた、応援をよろしくお願いしますね~!
おおやかづき(馬場晶子)
「通天閣」公演の後片づけもそこそこに、行ってきました沖縄へ。いえいえ、レジャーではありません。
上本部小学校でのワークショップと公演が目的です。
でもまたもや台風!!
接近する大型台風チャーミーにより、急遽、25日到着次第、準備に明け暮れ、26日~28日の予定を全て26日に詰め込み、その日の夜便で帰神という怒濤のような一泊二日の旅となりました。
3、4年生はお芝居への興味津々、笑顔が絶えませんでしたね。1、2年生はまだまだキョロキョロと、でも「100まで数えられるよー」と、大きな声でみんなで150まで数えたね。5,6年生はグッと大人。5年生はちょっと思春期? はにかむ笑顔が可愛いかったです。6年生は皆しっかりと、女子の笑顔がステキでした。特に男子が大きな声で取り組んでとても頼もしかったですよ。
いよいよ、公演です。この事業は本来はワークショップのみが目的です。でも、なかなか生の演劇を観る機会がないこどもたちに、ぜひその機会をとのご要望に何とか応えたく、無理を承知で、短くても公演することにしました。
来年には小中学校が一緒になった新校舎が建設される予定で、会場はホリゾント幕も袖幕も暗幕も破れまくり使い古された体育館です。でも、この体育館での思い出に残る公演になればと、埃まみれになりながらミラーボールを設置、限られた器材を工夫し照明、音響はもちろん、暗幕もブルーシートを借用して何とか舞台らしくなりました。
隣接の幼稚園のこどもたちも観劇。さて、こどもたちはどんな感想を持ったかな? 強行軍でも嬉しい旅となりました。
そうそう、本部で食べたジーマミー、美味しかったです!
酷暑の日々から、一気に訪れた秋の気配に、
戸惑いがちな昨今です。
先日は「通天閣」公演に多数のご観劇を賜り
誠にありがとうございました。皆々さまの熱い
ご支援に心より感謝申し上げます。
今回は寸前の台風の影響もあり、行き届かぬ
点等、ご迷惑をお掛けしたことと存じます。
何卒、お許し下さい。
道化座は「通天閣」での熱い夏を乗り越え、
引き続き、沖縄でのワークショップや関西圏で
の学校公演などに励みたいと存じます。
皆さまも、どうぞ爽やかな秋を健やかにお過
ごし下さいね。
皆々さまのご健勝をお祈りしております!
撮影:藤嶋 亨
【道化座ほっと募金】報告
当日皆さまから頂戴した募金は、何と総額147,295.-円となりました!!
座内の募金と合わせて、NPO法人ドネーションシップわかちあい(www.donationship.org/)を通して、
地震や豪雨の被災地はじめ、今、不安を抱え辛い思いをされている方々のお役に立てたいと存じます。
皆々さまのご協力に心より感謝申し上げます!
*出演者の皆さんの圧倒的な熱量、ほとばしる感情エネルギーにただただ胸打たれました。一人一人がそれぞれ
の生き方で今を生きているのが伝わって思わず涙が出てました。強烈な個性の数々、だけど全てのキャラクタ
ーが愛おしい、そう思えました。自分も一日一日を頑張ろうと強く背中を押していただいた気分です。
*それぞれの人生やその葛藤、それでも『人を愛して生きていく』事が大切であると思いました。そういった事
が、しっかり伝わった作品だと思います。
*役者さんのセリフを通して発せられる『想い』の声のエネルギーに心の扉をノックされるようでした。
“ママ”と“雪”とのシーンではこみ上げるものがあり、思わず涙が出ました。市井に埋もれ精一杯生きる庶民
の姿の断片に感動でした。役者、スタッフ全ての人の目的が一つに重なったエネルギーのすばらしさを実感い
たしました。演劇って素晴らしいですね!
*心地よい関西弁、愛すること愛そうとすることに改めて思いを寄せました。ありがとう。
*あの長いお話がどんな風になるのかと思っていましたが、素敵な切り取られ方で、とても感動しました。
*いやあ、感動しました。一見バラバラに見える底辺の人達の生き様が、大団円で一点につながるストーリーの
見事さ!通天閣を核に不思議な時空を感じました。不思議な感動、ありがとうございました。
笑いあり 涙あり 切なくとも ホットでほかほか
原作は、西加奈子氏の本音いっぱい
心あたたまる織田作之助賞受賞作!
原作/西加奈子 脚本・演出/おおやかづき
9月6日(木)15:00/19:00開演
兵庫県芸術文化センター阪急中ホール
■出演
井之上淳(五期会) 堀部由加里(五期会) りょう(神戸ドラマ倶楽部・兵劇協) 田中弘史(ぼうふら)
上村厚文(フリー) 大西衛一(四紀会・兵劇協) 濱田義則(兵劇協) 三宅幸夫(兵劇協) 小森清太(ぷらっと)
中川順平(ぷらっと) 鎌田紀子(往来・兵劇協) 安達紗弥(フリー)
浅川恭徳 宮内政徳 福島隆 島田知子 向地よし枝 齊藤莉々香 小田原ゆみ 札場千景 馬場晶子
原作「通天閣」は、庶民の街新世界を背景に、笑いあり、涙あり、切なくとも、ホットでほかほか、心あたたかい西加奈子氏の本音
いっぱい、筆冴える名作です。庶民の街、下町の代表である新世界を舞台に、男女二人の主人公を中心に、市井の人々の生身の活気と哀愁に満ちた人間模様を、愛情深く且つ軽妙洒脱に描かれています。とりわけ、幼い子供に対する深い想いに魅せられ、ぜひ舞台に描きたいと強く願い脚本にしました。
「通天閣」に描かれた世界は、新世界に限ったことではありません。それぞれがそれぞれを思いやり支え合うことのできない今のこの世の中、幼い者、弱い者への気遣いすらできない心荒んだ世の中のあちこちにあるシーンです。(ふと今、日大アメフト部のことを思い浮かべてしまいました……)
この名作を元に、今のこの時代、誰もが抱く孤独ややるせなさ、慟哭や悲しさ、辛さを笑い飛ばす強さや逞しさ等々、人情味あふれる関西弁ならではの生き生きとした舞台に仕上げ、何とも愛おしいラストに向けての一条の光に、誰もが喜びを胸に劇場を後にしていただきたいと願っています。
ぜひとも、皆さまにご観劇頂きたく、道化座「通天閣」公演に熱い応援をお願い致します!
おおやかづき
一年ほど前になりますが、新世界に生きる人々の生身の活気と哀愁に満ちた 姿を愛情深く且つ軽妙洒脱に描かれた西加奈子著書「通天閣」に魅せられ、 ぜひとも舞台に描きたいと、あっと言う間に脚本を書いてしまいました。
それまでにも、直木賞受賞作「サラバ」をはじめ、歯に衣着せぬ関西弁によるパワフルで大胆且つ繊細でナイーブに描かれた「漁港の肉子ちゃん」「しずく」「地下の鳩」「こうふくのみどり」「白いしるし」「i」など数々の小説や、つい笑いが込み上げてくるエッセイなど、西氏の作品に親しんでいましたが、何よりこの「通天閣」に魅せられてしまいました。
彼からの連絡を待つ主人公雪の女心や、次から次に男を変えてきた母親への思い、振られた後の荒れ狂う雪の様子等々、手に取るように目に浮びました。何とも頼りない小山内君の姿も、工場長の姿も、老医者の姿も、オカマさんの姿も、街角に佇むジジイの姿も、どの場面も、次から次に目に浮びます。
そして何よりも、もう一方の主人公中年男の幼い子どもへの回想シーンは、女の子の仕草や表情まで読みとることができ、堪らなく切なくなりました。
個人的なことで恐縮ですが、母が病気で入院、周りの大人たちがそしらぬ顔をする中、私は健気にも家事をこなす小学生でした。当時面倒をみていた2歳の末の妹が親戚の叔父さん宅に養女に貰われていきました。まあ、誰でも皆、幼い頃の思いを引きずりながら大人になっていくのでしょうが、どうもこのような体験が「通天閣」への思いを深くし、私の何が何でも「芝居にしたい!!」と思い込む要因になったようです。
「通天閣」には「愛」と「救い」がいっぱいです。大人にそしらぬ顔をされた幼い頃の経験はやはり「愛」や「救い」を求め、その表現の場として今まで演劇に携わってきたように思います。とまあ、つまらぬ個人的なことですが、 今回この「通天閣」を「芝居にしたい!!」気持を突き詰めると、どうもこのようなことのようです。
というわけで、「通天閣」を何が何でも芝居にして、誰しも求め合う愛や、愛による救いや希望を、諸先輩方のご協力も得て、未熟ながらも道化座一同力を結集して、生の舞台で生の迫力で迫ります。そして、とにかく皆さまに「通天閣」をぜひとも観ていただきたく、絶対に観てね「通天閣」!!と相成りました。
ぜひぜひ、皆さまの熱い厚い応援、ご支援をお願い申し上げます!!
(一社)劇団道化座 渡邉(馬場)晶子
(おおやかづき)
5月下旬、「ともちゃんち」を県立伊丹北高校の鑑賞行事として上演しました。
県立伊丹北高校の皆さん、たくさんの感想をありがとうございました!!
また、ぜひ道化座のお芝居を観て下さいね!
以下、高校生の皆さんから頂戴した感想文です。
************************************
「ともちゃんち」感想文(抜粋)
兵庫県立伊丹北高等学校鑑賞行事
於:東リいたみホール
2018年5月28日
今回の劇を見て、そしてそのあとの交流会を通して、学んだことは「自分一人では生きることはできない」と「感情を込めて」です。「自分一人では生きることはできない」、これは劇でも言っていたけど、ストーリー全体を見ても、ともちゃんはお母さん、お父さんに助けられたからこそ生きているし、おばあちゃんも自分の願いを叶えたのは、ともちゃんがいたからでした。それがわかっていた、もしくは再確認できたからこその最後のおばあちゃんの「生きててよかった」の叫びになったのだなと感じました。少し薄れていた周りへの感謝を思い出すことができました。
私は震災の被害を受けてないし、びっくりするほど後から学んだだけの知識しかないので、当時のことを知るべきなんじゃないかなと改めて感じさせられました。震災のことも、これからの暮らしのことも、もっと改めて考えようと思いました。
今回の「ともちゃんち」のような命の大切さや、災害を語り継ぐことなど、これから生きる上で大切なことを劇にて、お客さんに伝えるということは、とても素晴らしいことと思います。
大切なのは心だ。魂なのだ。形が整っただけのものなんていくらでも作れるではないか。劇の中でも、おばあちゃんの魂が言葉になってぐるぐる廻っていた。
見終わってなんだか心がジーンとしました。それは、今の私達でも共感できる所が多くあったからだと思います。例えば、おばあちゃんの言葉です。食う、寝る、出す、干すは生きる基本と誰でもわかる言葉ですが何回も聞くと奧が深い言葉だと感じます。こういった、素朴な言葉をあえて使っているからこそ、感動できる作品ができたのだと思います。震災とはなかなか表現が難しいもので、理解しにくいです。ですが、演劇というものがあってこそ表現ができ、わかりやすくできるということが改めて感じさせられました。そう考えると、猫という存在がこの舞台の案内人で重要だったのだと思います。音響、照明などの技術は見ていて圧巻でした。
話がわかりやすく、役者さん全員が役に入り込んでいて、とても伝わってきました(中略)人間は他人と関わって生きていくものなんだなと思いました。
とても心に響く演劇でした。それぞれの登場人物の言葉が心にささって、とても惹かれました。特におばあちゃんが言った「人間は皆、一人で生きてるんじゃない。」です。(中略)人間は一人で生きていくことなんて無理。必ず、誰かの世話になるんだと改めて考えさせられました。
あらためて親への感謝を感じました。いつも何も言わずに、しんどい時でも御飯を作ってくれて、家事をしてくれて、あたりまえにしてくれていることに本当に感謝しなきゃと思いました。住める家があり、大切な家族がいて、本当に幸せだなと思いました。演者の人たちは、すごく上手で感情がすごく入っていて、こっちまで感動させられ、引きつけられた演技で感動しました。
「ともちゃんち」は出演されていた役者さんはとても演技が上手くて、劇に引き込まれました。
感情がこもっていて、役の目線で深く考えることができ、とても感動しました。最後のシーンでは、思わず涙が流れ、役への感情移入が止まりませんでした。
桜も咲き始め、ようやく春がやって来ました。
今年は例年にない寒さで、春を待っていたのは野ネズミだけではなかったよ
うですネ。先日は「うんとこどっこいネズミ」に多数のご来場を戴きありが
とうございました。お蔭さまで神戸・明石共に無事に終えました。
こどもたちの弾けるような笑い声に包まれて幸せな舞台を踏ませて頂き、共
演のKIDSも笑顔が絶えない一日でしたよ。
道化座一同、お芝居を通して皆さまと喜びを共にできる幸せを噛みしめてい
ます。
今後も<こどもと親の劇場>の上演に努めて参りたいと存じます。
変わらぬ応援をどうぞよろしくお願いしますね~!
☆★☆★☆
只今、4月~7月の「わくわくワークショップ」参加のこどもたちを
募集中です。みんな、またぜひ参加してね~!
待ってま~す!!
☆★☆★☆
昨年10月、台風で延期になった<ひょうご演劇祭>ですが、2月17日に市川町文化センターひまわりホールに於いて、市川町の皆さまに「スーホの白い馬」を無事に観劇して頂くことができました。
雪もちらつく寒い中、ご来場下さった市川町の皆さま、あたたかく迎えて下さった文化センター館長様はじめスタッフ、ボランティアの皆さま、ありがとうございました! お蔭様で、熱気ある公演となりました。
こうして地元兵庫の皆さまに、私たち道化座のお芝居を楽しんで頂けてたいへん嬉しいです。
また今回の<ひょうご演劇祭>開催にあたり、実行委員会はじめ、ご尽力下さいました兵庫県、市川町関係各位の皆々さまに心より感謝申し上げます。
今後もぜひ、ふるさと兵庫の各地にお芝居を届けさせていただきたいと存じます。
皆さまの応援をよろしくお願い致します! 渡邉晶子
★「スーホの白い馬」を観て下さった子どもたちへ★
お芝居を観てくれて、ありがとう!
楽しんでもらえましたか?
寒い日が続きますが、どうぞ、スーホのように元気でいて下さいね!
踏まれても 倒れはしない 麦の穂のように
折ろうとしても 曲がりはしない 松の木のように
決してくじけない 強い子になります!(スーホの台詞より)
一段と寒さ厳しいこの頃ですが、皆さま、新たな年を迎え、お元気でお過ごしのことと存じます。
私たちもお蔭様で元気に新年を迎えることができました。時の経つのは本当に早いものですね。ふと、座内を見渡せば、あんなに可愛いかった少年少女たちが、いつの間にか在籍20年以上のベテランさんに成長! 昨年は、彼らの結婚、出産とお目出度続きの道化座でした。新婚さんのラブラブと新たな命の輝きにあやかり、喜びが喜びを呼ぶ更なる年にしたいと存じます。
さて本年は、恒例の<道化座こどもと親の劇場>として3月に明石と神戸で「うんとこどっこいネズミ」を
9月には西加奈子/原作による「通天閣」を西宮で上演します。
「うんとこどっこいネズミ」は昨年父となった浅川恭徳/作による【道化座版ミュージカル】と銘打ったオリジナル作品です。小学校公演でもこどもたちが大喜び、手拍子も飛び出すノリノリで観劇してくれます。ミュージカルに【道化座版】と付けるところがミソですが……。いえいえ、大丈夫! ちゃあーんと歌います!踊ります!って。もちろん【道化座版】ですので、大人の皆さんも楽しんで頂けますよ! はい、確約します! 愉快なネズミたちの冒険物語を、家族揃ってご観劇下さいね~。神戸公演は本拠地【IWAYAスタジオ】での<のいえノイエ>公演です。ぜひ、私たちの家<のいえ>にもいらしてください!
さて、本年のメインは、9月に行う西宮での「通天閣」公演です。原作の西加奈子氏はこの作品で2007年織田作之助賞を、また「サラバ!」で2015年直木賞も受賞、テヘラン生まれ、カイロ・大阪育ちという一風変わった生まれ育ちの作家さんです。小説「通天閣」は、庶民の街新世界を背景に、笑いあり、涙あり、切なくとも、ホットでほかほか、心あたたかい西加奈子氏の本音がいっぱいの名作です。読後、無謀にもこの「通天閣」を何が何でも芝居にしたい、舞台にしたいと願い、気がつくとあっという間に台本にしてしまっていました。
この心荒む時代、誰もが抱く孤独ややるせなさ、慟哭や悲しさ、辛さを笑い飛ばす強さや逞しさ等々、人情味あふれる関西弁ならではの生き生きとした舞台に仕上げたいと存じます。身の程知らずですが、果敢に挑戦し、原作に恥じぬ舞台にしたいと思います。
とまあ、「通天閣」に関してはついつい力が入ってしまいますが、道化座流「やれば、なんとかなる!」のカラ元気をフルに発揮し、軽やかにこの一年を駆け抜けたいと存じます。
皆さまにとって良い年でありますように~!!
そして、皆さま~、今年も熱い熱い応援をお願いしますね~!!
(社)劇団道化座
代表理事 渡邉晶子
2018.1.5
前回公演で皆さまより「道化座ほっと募金」へ寄せて頂いた募金をお届けした
ドネーションシップわかちあい様よりメッセージを頂きました。
その中で
ドネーションシップわかちあい様のブログに募金への感謝と「ともちゃんち」の感想を掲載して頂きました
↓
こちらのアドレスから見る事ができます。
http://blog.goo.ne.jp/donationship/e/63ecf1cd4d92e32fe33ede7bc0425ec8
募金に協力してくださった皆様、誠にありがとうございました。
ともちゃんちの公演に来て下さった皆さま
誠にありがとうございました。
これからも劇団道化座をよろしくお願いします。
また、今回道化座ほっと募金に寄せて頂いた
募金については
NPO法人ドネーションシップわかちあい様
にお届けしました、皆さまのご協力感謝致します。
神戸新聞の明石欄に2月の明石公演の掲載をして
頂きました (#^.^#)
面白いですよ~♬♪♫
今回はKIDSたちが
「みんなのサウンド・オブ・ミュージック」
で出演します。
ただ今、懸命に練習中です。
乞うご期待!!
島田知子