
道化座メルマガ2025年7月号
【暑中お見舞い申し上げます】
厳しい暑さの毎日ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。私たち劇団道化座は、9月の公演「母の肖像」に向けて稽古に励んでおります。
メールマガジンでは、道化座の最近の活動についてお知らせします。
●母の肖像●
いよいよ「母の肖像」公演の稽古が始まりました!
道化座の面々の参加は勿論のこと、兵庫県劇団協議会からは劇団ここからさん、神戸ドラマ倶楽部さんに劇団風斜さんが参加、大阪の劇団五期会さん、神戸学院大に新たに発足した劇団イッテゼロキュウさんの若者も参加、それにフリーの方々にも参加願っての上演です。
「お祭りマンボ」「憧れのハワイ航路」「お富さん」などなど昭和の歌の稽古もあり、若者たちが馴染みのない歌に戸惑いがちに歌う中、聞き覚えのあるテンポの良い歌にノリノリの年配の出演者もいて、稽古場は老若男女で賑やかです。
出演者総勢21名! 稽古に励んでいます!
●座内発表●
それぞれ好きな題材から一人芝居を創作、
緊張しながらも立派に初舞台を経験しました。
上演後に観劇してくださった方々からも感想やご意見をお聞きでき
●基礎講座●
基礎講座番外編「舞台機構」の講座を行いました!今回は、客席づくり!「あげ(あぶらげ)」「箱馬」
●次回公演のご案内●
2025年秋に、劇団道化座75周年・須永克彦七回忌公演として『母の肖像』を上演いたします。
『母の肖像』は5年前にも追悼公演として上演しましたが、この間、コロナ禍の危機、ウクライナでの戦争、ガザでの虐殺など世界情勢も大きく変わり、日本も無関係ではいられない状況です。今回の『母の肖像』公演では、大きな転換期の様相を見せている今の時点から新たに作品を捉え直し、昭和、平成を懸命に生きた一人の女性の姿を通して、改めて時代を振り返り、これからの時代を見つめていきたいと存じます。
【あらすじ】息子新吉の母政代への挽歌……。明治生まれの母が戦争に翻弄されながらも、戦後の混乱期を懸命に生き抜く姿を描く。
朝鮮動乱の特需景気で沸きたつ中、政代は夫が残した借金を抱えながら病弱な息子新吉を女手一つで守り育てる。無事に成人し家庭を持った新吉は、老いて一人暮らしの母政代を引取る。ようやく世間並みに息子たちと心安まる平和な時を過ごす政代。だが、思いもよらぬ大震災に遭遇する。
以後、政代は新吉夫婦に見守られながらも徐々に痴呆症状が進み、子供に戻って穏やかにこの世を去る。息子新吉は、母が生きた嵐の時代を想いながら、次の世の在りようを思う。
【日時】
2025年9月26日(金)14:00/18:30
【会場】
兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
【料金】
前売一般¥4,000 当日一般¥4,500
前売学生¥2,000 当日学生¥2,500
ペア ¥6,000(2名)※前売のみ