2023/11/11,12 劇団道化座IWAYAスタジオ
公演アンケートより
■前もってストーリーに目を通したので、とてもよく理解できた。母親が健を諭すくだりでは一生懸命な気持ちや息子の寂しい心の内をとてもよく表現できていた。又、あんなにたくさんのセリフをご当地の言葉で演じられたのには感心いたしました。そして郵便屋さんや親せきの人々の心の温もりを感じました。ありがとうございました。
■9月の兵庫芸術文化センターでの「父と暮せば」を観て引き込まれ、今回の「大根の葉」を2日間(11日15:00/12日)観ました。1日目の感想も書きましたが、2日目を観るとより濃密に物語が迫ってきました。第一場の母が健に言い聞かせ、それを受けて健が第二場から第四場で母を思い、克子を思いながらいろいろなことを「こらえる」心情がひしひしと伝わってきた。これは健をとりまく周りの俳優さんたちの演技にそれぞれの想いがこもったものだったからだと思います。特に祖母役の馬場晶子さんは健を見事に浮かび上がらせていたと思います。第五場の夕食の場がまた楽しく面白く、こちらの気持ちもほっこりとしました。しかしその食事から当時の庶民の貧しい暮らしがわかり、それでも毎日を暮していく一家の温かさも感じた。第六場の母・杉山雅子さんの言葉と姿には二日間とも鼻水が流れてしまいました。私たちはこの「大根の葉」に込められた「人はどのように生きるか、生きるとは何か」からずいぶん遠く離れてしまったな~とつくづく思った。今回、演劇というものの持つ「人間力」に強く打たれた‼今後もこのような活動、演劇を続けてください。この一歩一歩が大きな流れへと…。
■けんちゃんの姿、顔もしっかり見えました。夕食を実際に食べていらっしゃったこと、お味噌汁の香りもおいしそうでした。メザシ硬かったのでしょうね。子ども同士いろいろあっても仲良くしてくれて嬉しかったです。かっちゃんの眼もきっと良くなります。すっかり舞台の中に入ってしまいました。ありがとうございました。
■小豆島に行ったことはありませんが、情景が目に浮かびました。実際に食事をすることで、物語の中の人たちがどんな生活をしていたのか想像しやすくなったと思います。おなかがすきました。本当にありがとうございました。
■最前列だったので迫力があった(少しこちらも気恥ずかしい感じだったが)。本物のご飯やみそ汁が出てびっくりした。こういった日常生活が送れることが一番の幸せなのかもしれないと感じた。
■健ちゃんが小さい頃の私の娘とダブりました。仕事中心で娘を人に預けてばかりで随分さみしい思いをさせました。今、娘は大人になっています。自分の人生に悔いはありませんがもし時間を戻せるならひとつだけ!もっと娘を抱いてあげたいと思います。孫ができたらリベンジ‼ありがとうございました。
■お疲れさまでした。見えないケンちゃんを意識して芝居する難しさ、大変だったことでしょう。ちゃんと見えましたよ。いつもながら祖母をされた代表の方、ほれぼれいたします。とても考えさせられる内容でした。ありがとうございました。
■ケンはいないけどいるように見えました。お母さんの「かっちゃんの目をぜったいになおしたい」という気持ちが伝わってきました。
■深刻な事情もあるお話だとは知りませんでした。あたたかなお味噌汁の香りにふつうの家族の幸せの大切さを感じました
■母親の心情がすごく伝わりました。目を見えるようにしてやりたい、待たせている息子を思う気持ち、よくわかります。
■まさかケンくんが存在しない!なのに、いるのがふしぎでした。核家族では手が回らない子どもの心をおばちゃんや地域の方が話を聞いてくれる温かい時代にほっこりしました。いつの時代も子どもは子どもらしくのびのび育ってほしい。子どもの気持ちを誰かがきいてほしい。そう思いました。
■長台詞に吸い込まれました。当時を思わせる舞台装置に数々の道具や衣装に懐かしく感じました。母の想いを熱く感じつつ帰ります。おばあちゃんもとってもリアルな話し方で楽しませていただきました。
■母の帰りを時には涙しながら待ちわびるケンの姿が目に浮かんできました。合わせて瀬戸の海も青く澄んでいました。
■とても心が熱くなり、本当に人の優しさたくましさを感じて幸せを見せていただきました。これからもいいお芝居を見せてくださいませ。ありがとうございました。(女性)
■演劇の基本を見たような気がしました。人の動きを丁寧になぞる。…なぞっているようで深い心情が伝わるのです。所作の中に重量と温かみが伝わります。なんと優雅で美しいのかと思いました。簡略に選ばれた言葉でとても人の悲しみが伝わります。二場の子どもの遊ぶ姿と克子の表情に涙が出ます。このポカっとあいた穴は何でしょう。あるものがない?人と違う?無常観の中にいる祖母は一枚の絵の中に経験、人生の重ね塗りを見せてもらったような感じです。そして深い愛は今なお美しいということも。家族の質素な食事を囲む場面もなぜか美しく感じた。人の心の穴を埋めるのは人の心なんだと思いました。
■先の「父と暮せば」で初めて生で演劇を見たのですが、人間としての生きるための意味がズバリと示されていて感動しました。そこで次に今回の大根の葉の公演を知り、本日観に来ました。「大根の葉」に「父と暮せば」から引き継いでどのようなメッセージがあるのか非常に興味がありました。ここにも“人はどの様に生きるのか”“なにを目的に日々を生きるのか”ということが訴えられていて感激しました。「大根の葉」はいろんな観点で表現できると思いますが、障がい者の問題、家の制度…などを遠景にしながら人間の生きる意味を、生きる感動を、生きる素晴らしさを中心に据えての劇に“道化座”さんの大きな人間愛を感じました。そして、井上ひさし―壺井栄とつながる劇のコンセプト?が充分に納得出来ました。ぜひぜひこのような活動を続けてください。また観に来たいと強く思いました‼
■初めて道化座様皆様のお芝居を拝見させていただきました。ありがとうございます。平和で穏やかな時代に生きているのだなと思いました。世の中では戦争で明日の見えない方々もいるのに感謝して生きて、少しでもほかの方のお役に立てるようにしなければと思いました。ありがとうございました。感謝いたします。
■健ちゃんの姿、しっかり見えました。お母さんにも健ちゃんにもおばさんおじさんにもおばあちゃんにも秀子や太郎もそれぞれ誰かを大切にしている。心がぎゅっとなったり温かくなったり…とてもよかったです。
■スローなテンポの中に優しい人々に囲まれて流れていく時間の大きさがしみじみと胸打つドラマでした。皆さんとてもさわやかで気持ちのよい舞台に仕上がっていました。
■私も長男を預けて次男を手術をやったことがあり記憶がよみがえりました。家族のシーンがよかったです。子どもたちは足取りが重かったのが気になりました。演劇を続けること自体難しくなっている時代に皆さんには頭が下がります。どうぞ頑張って表現し続けてください。
■健ちゃんの姿がないことによって自分が健ちゃんになったような感覚があり、とても身近に同化したような気がしました。時間の流れ、人々のふれあい、ゆっくりとした流れが懐かしかったです。熱演どうもありがとうございました。
■健ちゃん見えました。ご飯のシーンよかった。しっかりおいしそうだった。お味噌汁のいい匂いがしてきてほっこりした。
■子どもを思う母の気持ちがよくわかりました。20年前我が子は重度のアレルギーで全身から汁が出てて病院も行き整体もしてマッサージを必死にしてなんとかきれいな皮膚にしてやりたいと思って頑張っていた日々を思い出しました。ガザのことも無関心ではいけませんね。自分ごとのように思わねばと思います。
■本当に健ちゃんがそこにおる感じがして不思議な感覚になりました。一つ一つのセリフや素振りがすごく工夫されていて、心を動かしてもらいました。私もこんな風に演技ができる、人の心を動かせる俳優になりたいです。また来たいです。ありがとうございました。
■ケンという主役がいない中での一人芝居のような語り芝居は初めて観ました。演者の方の表現力でケンがまるでいるかのように見せるマジック。ご飯のシーンは実際に食べたりするんですね。鬼ごっこのシーンは好きです。ケンをおんぶして歩くシーンは感動的でした。素晴らしい公演でした。
■岩屋スタジオはかぶりつきで見れるのが良いですね。昔の芝居小屋みたいで老眼で難聴の高齢者には駅近だしロケーションもGood‼迫力満点でした。笑えて泣ける良い芝居でした。
■昨日から急に秋らしくなったひととき、コロナのために長い間観れませんでしたが、楽しい道化座のお芝居を観ることができうれしいです。「大根の葉」何年ぶりでしょう。良かった。本当に良かった。健ちゃんのお母さんがもう一度手術をさせたいとお義兄さんに頼む場面でお義兄さんが先々家を建てるお金を与えるも、今かつ子の病院代を与えるのも変わらぬから援助すると言った場面。昔の家制度の良さですね。泣けました。
■幼い子どもの成長を願う母心、それを優しく支え、助ける周りの人々の心、すべてがステキでした。私も数年前に白内障の手術をし、本当に簡単にすぐに見えるようになり有難い気持ちで一杯です。昔は大変難しい病気だったので、苦労が続いたことでしょう。とてもとても感動致しました。涙しました。これからも又見せて頂きたいと思っています。今後ともこの活動を続けて行って下さいね。応援させて頂きます。本日は有難うございました!
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