2022/11/18 神戸文化ホール
公演アンケートより
■戦争中の暮らしがすべて窮屈な中、お母さんの明るさ、お父さんの力まない生き方、義理、親子、敵対する立場の人々も元は皆暖かい人間性を持っていることを思わされました。団員の皆様の磨かれた演技力、日ごろの鍛錬の賜物と拝見いたしました。
■井上ひさしさんの「きらめく星座」はまだ観たことがなく演目に惹かれ今回伺いました。役と役者がよく合っていてとても楽しめました。昔、耳にした楽曲(特に最後の青空の曲)もあり、改めてそんな時代の曲だったのかと気づかされて感慨深いです。この後の日本に起こったことを思い馳せると涙が零れてしまいましたが、本当にささやかで、でも日々を精一杯生きている当時の人のことを、そして、今、頑張っているすべての人たちにエールを!!
■高校生にもわかりやすく観やすいお話でした。戦争を題材としたお話にも関わらず時々笑えたり、最後まで重い気持ちにならず観ることができました。母役の方は家庭のムードメーカーとして、またこのお話を楽しいものにしてくださっていたので、楽しく観ることができました。
■戦争が起こるまでの庶民の暮らしを活写していて良かった。ピアノも良かった。暗い中にも逞しく生き抜いていた人たちの様子がよくわかった。お母さん役の方はいつも笑顔で歌もうまくて口ずさんでしまう。ほろりとする場面もあり泣きました。二時間を感じさせなかった。
■初めてこんな本格的な演劇を生でみました。近くでみると、劇団員さん一人一人のお芝居に臨場感があり、とても迫力がありました。その迫力にまるで劇中、昔の日本にタイムスリップした気分になりました。特にみさお役の劇団員さんは小さい頃から知っているのですが、実際に舞台の上に立っている姿をみて、とてもかっこよかったです。一つ一つの言葉に思いがのって、すごく努力しているのだろうなと思うのと同時に心の底から演劇が大好きと思う気持ちが伝わってきました。このような時代のものは昔から少し苦手で、今までみてなかったのですが、今日の演劇をみて少しいいものだと感じました。本当にお疲れ様でした。
■昭和20年生まれの私には戦争の大変さは知りませんが、戦争中の話を今も戦争している国の人に知ってもらえたらと思いました。
■歌っていいですね。楽しい時だけでなく、辛いとき、寂しいとき、苦しいときにも、人々の心を近づけ勇気づけてくれるものだと改めて思いました。詩の1節である「くちびるに歌を持て」が浮かんできました。
■戦争してはいけない。劇の最後に家族がばらばらになっていった。望んだことではない。それは全て戦争があったから。戦争は人々が普通に暮らすことを否定し、幸せをむしり取っていくものでしかない。今、この時にも戦禍は起こっている。人々はなぜこんな愚かなことを繰り返すのか。No more war!
■戦争前の昭和の時代、日々の暮らしの中で出征していった父の姿が重なりました。父は18歳で終戦を迎えたので、真珠湾攻撃後16歳で特攻隊を志願して出征した事実を知ることになりました。父は、なぜ志願したのか、戦争のことは多く語りませんでした。死にそうなくらい厳しい戦闘機の訓練があったようでした。父が生き延びたおかげで私がいるのです。今日、観劇された方は、私と同じ思いの方もいるのかなぁと思いました。
■昭和前半、戦争(空襲前)のこと、懐かしい歌を織り交ぜての演出、満州にいる教え子のもとへいく教師、傷ついて帰国した兵士と新妻その両親、脱走兵の息子、それを追う憲兵。涙、涙、涙をぬぐうハンカチをおさえるのに苦労しました。コロナの中、皆さんよく上演してくださいました。ありがとうございます。
■「きらめく星座」はこまつ座をはじめ、何回となく観ています。井上ひさしの作品の中でも五本の指に数えられる名作だと思います。この作品を神戸に置換え、見事に演じてくれました。感動です。かって須永さんでも観ましたが、しっかりつないでくれています。これからも頑張ってください。
■今回で2回目になります。皆さん堂々とした演技をされていて感動しました。楽しくてあっという間の2時間でした。私は人前で話すことが苦手なので大勢の人の前で演技されている皆さんがすごいと思いました。今回の舞台を観て、何気ない日常が幸せだと感じることができました。素晴らしい舞台 ありがとうございました。
■お疲れ様です。井上ひさし作という事で非日常の世界でも庶民のくらしの中へ連れてって下さり、ありがとうございます。私はお芝居を見始めて、初めて最前列で拝見しました。ビックリと感激で多分長く長く忘れないと思います。皆様 身体に気を付けて これからもお芝居続けて下さい。
■母の知っている戦前戦中とは 少し違ったようですが、多くの人たちがご苦労なさったと思います。普通の人たちは たのしみをみつけて 過ごしていらしたのだと判ります。悲喜こもごも 生命のキセキ。互いにいたわりあって過ごせる。
■青空がとても効果的でした。平和であってほしいと心から思いました。毎日、戦争やミサイルのニュース。今この作品をすることの意味を改めて感じています。
■あんな時代を二度とむかえてはならないと心から思いました。今日の当り前のことは、当り前ではないのです。この世の危機感は、今の世にとっても大変なところにきています。平和なことをもっともっとしっかり考えてみる必要性を思います。出演者の一人一人のことばが、ことばの重みが 心に残りました。ありがとうございました。
■初めて、このような劇団の劇を見させていただきました。戦争が今、世界で行われている中、この劇をみせていただき、考えさせられることが多かったです。明るく前向きに生きる家族に元気をもらいました。
■戦時中の状況や人々の生き方、考え方をおもしろおかしく、時には深刻に表現されていて、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。平和な世の中にしていかねばならないことを改めて思いました。
■コロナ禍以来、初めての生の舞台に心が躍りました。劇の時代背景上、ハッピーエンドはないかな~と思っていましたが、ショッキングなエンディングでした。そして最後のカーテンコールでは、何故か涙がでました。ありがとうございました。
■今迄の舞台化の中でもTOP3に入るくらいの出来ではないでしょうか。なかなか良かった。私にして この長時間寝なかったのは久しぶりです。最初の導入部分 少し早口で10列目にいたがききにくかった。耳が慣れるまで少し遅めのセリフ 少しゆっくりがいいかも。演出も良かったです。ラストも考えさせられましたね。
■12月8日に到る世相の変化や庶民の生活の変化がよくわかりました。劇中歌も効果的で、初めて聴く「青空」に心打たれました。中学生の演劇に関わる身としてたいへん勉強になり 刺激になりました。これからも 多くのすてきなお芝居を見せて頂きたいと思います。
■ジャズのレコードが良い味を出してました。良い会場ですね、来館しやすいです。昭和の日本を感じました。ミュージカル仕立てで良いですね。カレンダーが良い演出ですね。照明がイカしてました。ゲスト多数で良い企画ですね。
■皆さん、役にぴったりはまっていて良かったです。戦争中もささいなことで喜んだり、家族がいたわり合ったりしていたことに胸を打たれました。命の奇跡を説いた熱弁は感動しました。■見に行けて本当によかったです。ありがとうございました。場面と場面の間、次の場面の最初に映し出されるカレンダーの数字の意味が、だんだんわかっていく仕かけがおもしろかったです。昭和何年なのかは遠くて見えませんでしたが、最後の場面の「7」は、12月8日の日米開戦前夜だな、とわかりました(パンフレットは後で読みました)。どんなに切実に食料に困ったり、世間の軍国化に悩まされたりしても、明るさとユーモア、思いやりをもちつづけるオデオン堂のみなさんの姿に生きる希望を感じた、その瞬間、響くサイレンの音、燃えさかる戦火、思わずみなさんの行く末を案じました。「あなたは奇跡そのもの」こういう演劇を若い世代に引き継ぎたいですね。
■ウクライナとロシアの戦争の今、とても考えさせられました。下宿人竹田さんの演技がとてもすばらしかったですね。思わず涙が出ました。「キセキ」のセリフのところです。久し振りの演劇鑑賞でしたが、心が洗われました。コロナ禍で大変だと思いますが、健康に留意してがんばって下さい。
■暗くなりがちなテーマを場面や日を切り替えることで、気持ちも切り替わっていきました。表情、音楽、効果音など、いろいろな工夫が見られ、ストーリーにひきこまれる時間となりました。ありがとうございました。
■「きらめく星座」拝見しました。舞台を観るのは随分久しぶりですが良いものですね。出演の皆様の熱気が観客に伝わり一体となる、舞台ならではと思います。戦前の好きな歌が良かったですし、軽妙、重厚な演技に引き込まれました。最後の皆様の挨拶は思いが良く伝わりました。パンフレット冒頭の「明日への希望」を提示し続けること。ありがとうございました。
■戦争によって、明日、自分の命がどうなるかわからない人たちが世界にはたくさんいます。いつの時代でも音楽は聴いたり、歌ったり、踊ったりできる素晴らしいものであると実感しました。この作品は小さな喜びが、小さな幸せとなり前向きに生きていく昭和の時代を伝えることで、コロナ感染症流行で生活が変わってしまった今の時代を生きる私たちにヒントやアドバイスをくれました。
一般社団法人 劇団道化座 〒657-0845 神戸市灘区岩屋中町4-4-7 TEL:078-803-2458 / 090-7570-2061 FAX:078-803-2459 |