作/渡辺鶴
《家族》シリーズ
無事に長女が嫁ぎ、家族全員一安心。が、突然実家に帰ってきた長女!幸せいっぱいの新婚生活が一転、離婚の危機か?!ご存じ大山一家が神戸を舞台に繰り広げる、笑いと涙の《家族の愛》の物語!
ある日、突然実家に帰ってきた長女暁子!無事に嫁ぎ、ひと安心していたのだが・・・・・・。夫信二の日頃の行動に不満を募らす暁子。そこへ信二がやって来た。が、またもや、二人の話はこじれてしまう。
その夜、母や弟良夫、妹清美の心配をよそに実家にお泊まりを決め込む暁子。父が信二を伴い帰ってくる。再度の話し合い。が、二人の話はよりこじれ、暁子の剣幕は、さらにエスカレート。戸惑う家族たち。
翌日、家族のなだめにどうにか気持ちが落ち着く暁子。そこへ、信二の再々度の訪問。が、夫信二を前にすると暁子の怒りはますますヒートアップ。暁子の「お別れします!!」 の言葉に、信二は居たたまれず出て行く。と、突然、暁子は気分が悪くなったのだ・・・?!
一方、家を出た信二は、向かいの斉藤さんと出会う。斉藤の娘は学生結婚し、しばしば実家に帰ってくるそうだ。斉藤さんの話を聞く内に信二は考えさせられる。自分たちは幸せになりたい。そのためには相手のことを考えること、互いの理解が必要だったと気づく。
そして・・・、父と母に追い立てられ、信二を追いかけてきた暁子は、心を落ち着け信二と語り合う。互いに反省し信頼を取り戻した二人は、手を取り合い仲良く帰っていく。ほっと胸をなで下ろす父と母。…………春の昼下がり、 サクラがちらりほらりと降り注ぐ。
2010/12/15,16 | 新神戸オリエンタル劇場 | ※2011/03/28,29に延期 |
2011/03/28,29 | 新神戸オリエンタル劇場 | 写真集 劇団道化座創立60周年記念 |