「ものがたりの森2」


「ものがたりの森Ⅱ」舞台写真

構成/おおやかづき

ひとり芝居展

老若男女による趣異なる一人芝居のオムニバス。笑いあり涙あり、それぞれの作品が描き出す人生の悲喜こもごも。パワーと情熱がほとばしる一人芝 居の魅力を、ぜひ味わってください。

  • 「ガチャガチャの神さま」(植松眞人「アメリカ人になりたい」より)/田村彩花
  • 「片道きっぷ」(北阪昌人「片道切符」より)/札場千景
  • 「朱い手鏡」(宮本輝「二十歳の火影」より)/小谷栄雄
  • 「トリセツ」(オリジナル)/高島睦美
  • 「ふたりの女」(西加奈子「通天閣」より)/馬場晶子
  • 「松茸ごはん」(角田光代「彼女のこんだて帖より」)/小田原ゆみ


ストーリー

「ガチャガチャの神さま」はちょっぴり寂しい女子高生の、「片道きっぷ」は迷い多き中年の、「朱い手鏡」は昭和の風情漂う年配の、「ふたりの女」は年齢異なる女性の、「松茸ごはん」は若い今どき男女のと、6作品の内の5作品はそれぞれの世代の「切なさ」が漂っています。また「トリセツ」は、鳥が大好きな故にあまり振り返ってもらえない野鳥たちの「切なさ」が根底にあるかもです。とまあ、くしくも「切なさ」が感じられる作品が揃った芝居展となりました。

「切なさ」が伴う悲しさや辛さの体験は、自らの痛みとして他者への思いを深く持つことができるようです。その対象は人だけでなく、犬であったり猫であったり、ときに鳥であったりと、ともに今を生きている生命に対するものでしょう。心のふれあい少ないこの荒んだ時代に、互いに思いやり「切なさ」を共有できることは、もうそれだけで心和むとても幸せなことだと思えます。なんせ、人は一人では生きてはいけないのですから。「幸せ」は他者との関係の中にあり、ある意味、人と関わる「切なさ」は他者と共有できる「幸せ」への扉のようにも思えます。

上演要件

対象年齢 中学生/高校生/一般
上演時間 90分
準備時間

3時間

撤収時間 2時間
会場条件 特になし(体育館でも可)
備考



チラシ ・ パンフレット

2022/09/17「ものがたりの森Ⅱ」チラシ表
2022/09/17「ものがたりの森Ⅱ」チラシ表
2022/09/17「ものがたりの森Ⅱ」チラシ裏
2022/09/17「ものがたりの森Ⅱ」チラシ裏
2022/09/17「ものがたりの森Ⅱ」パンフレット
2022/09/17「ものがたりの森Ⅱ」パンフレット


上演履歴

2015/05/30,31 ものがたりの森 劇団道化座IWAYAスタジオ 写真集
2019/03/23 こどもと親の劇場 ものがたりの森 明石市立市民会館  
2022/09/17,18 ものがたりの森Ⅱ 劇団道化座IWAYAスタジオ 写真集感想文
2024/05/18,19 ものがたりの森Ⅲ 劇団道化座IWAYAスタジオ 写真集感想文