「ものがたりの森3」

若手からベテランまで、それぞれが心を込めて選んだ作品を劇化。オリジナル作品も加えたバラエティ豊かな公演となりました。ジャンルも内容も様々ですが、どの作品も出演者の想いが詰まっています。

佐藤那菜は、太宰治の「正義と微笑」と「待つ」に挑戦。16歳の少年と20歳の娘、異なる役柄に取り組む彼女の瑞々しい演技にご注目ください。小田原ゆみは「それぞれの夢」を。食べるのが大好きな彼女が、食と夢をテーマに少女たちの日常を演じます。札場千景は「更地のうた」より「かくれんぼ」を。震災を背景に描かれた姉妹の物語に、彼女の熱い想いが込められています。小谷栄雄は、宮本輝「夕刊とたこ焼き」を上演。昭和の香り漂う作品を、味わい深く演じます。注目のオリジナル作品は2本。田村彩花の「同棲」は、発想豊かな彼女ならではの新作。島田知子の「はね」は、パワーあふれる不条理劇です。