あけましておめでとうございます

 一段と寒さ厳しいこの頃ですが、皆さま、新たな年を迎え、お元気でお過ごしのことと存じます。

私たちもお蔭様で元気に新年を迎えることができました。時の経つのは本当に早いものですね。ふと、座内を見渡せば、あんなに可愛いかった少年少女たちが、いつの間にか在籍20年以上のベテランさんに成長! 昨年は、彼らの結婚、出産とお目出度続きの道化座でした。新婚さんのラブラブと新たな命の輝きにあやかり、喜びが喜びを呼ぶ更なる年にしたいと存じます。

 

 さて本年は、恒例の<道化座こどもと親の劇場>として3月に明石と神戸で「うんとこどっこいネズミ」を

9月には西加奈子/原作による「通天閣」を西宮で上演します。

 

 「うんとこどっこいネズミ」は昨年父となった浅川恭徳/作による【道化座版ミュージカル】と銘打ったオリジナル作品です。小学校公演でもこどもたちが大喜び、手拍子も飛び出すノリノリで観劇してくれます。ミュージカルに【道化座版】と付けるところがミソですが……。いえいえ、大丈夫! ちゃあーんと歌います!踊ります!って。もちろん【道化座版】ですので、大人の皆さんも楽しんで頂けますよ! はい、確約します! 愉快なネズミたちの冒険物語を、家族揃ってご観劇下さいね~。神戸公演は本拠地【IWAYAスタジオ】での<のいえノイエ>公演です。ぜひ、私たちの家<のいえ>にもいらしてください!

 

 さて、本年のメインは、9月に行う西宮での「通天閣」公演です。原作の西加奈子氏はこの作品で2007年織田作之助賞を、また「サラバ!」で2015年直木賞も受賞、テヘラン生まれ、カイロ・大阪育ちという一風変わった生まれ育ちの作家さんです。小説「通天閣」は、庶民の街新世界を背景に、笑いあり、涙あり、切なくとも、ホットでほかほか、心あたたかい西加奈子氏の本音がいっぱいの名作です。読後、無謀にもこの「通天閣」を何が何でも芝居にしたい、舞台にしたいと願い、気がつくとあっという間に台本にしてしまっていました。

 この心荒む時代、誰もが抱く孤独ややるせなさ、慟哭や悲しさ、辛さを笑い飛ばす強さや逞しさ等々、人情味あふれる関西弁ならではの生き生きとした舞台に仕上げたいと存じます。身の程知らずですが、果敢に挑戦し、原作に恥じぬ舞台にしたいと思います。

 

 とまあ、「通天閣」に関してはついつい力が入ってしまいますが、道化座流「やれば、なんとかなる!」のカラ元気をフルに発揮し、軽やかにこの一年を駆け抜けたいと存じます。

 皆さまにとって良い年でありますように~!!

 そして、皆さま~、今年も熱い熱い応援をお願いしますね~!!

 

(社)劇団道化座   

代表理事 渡邉晶子

2018.1.

 

 

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